本記事はPythonでGUIを作成する上で一番簡単だと思われる、
TkEasyGUIの簡単な使い方を紹介します。
これ以上ないくらい簡単にGUIを作成できますよ。
TkEasyGUIパッケージのインストール
まずはTkEasyGUIパッケージをpip installコマンドを利用してインストールします。
$ pip install TkEasyGUI
Collecting TkEasyGUI
Downloading TkEasyGUI-1.0.20-py3-none-any.whl.metadata (9.0 kB)
Requirement already satisfied: Pillow in c:\users\xxxxxxxx\appdata\local\programs\python\python313\lib\site-packages (from TkEasyGUI) (11.0.0)
Collecting pyperclip (from TkEasyGUI)
Downloading pyperclip-1.9.0.tar.gz (20 kB)
Installing build dependencies ... done
Getting requirements to build wheel ... done
Preparing metadata (pyproject.toml) ... done
Downloading TkEasyGUI-1.0.20-py3-none-any.whl (52 kB)
Building wheels for collected packages: pyperclip
Building wheel for pyperclip (pyproject.toml) ... done
Created wheel for pyperclip: filename=pyperclip-1.9.0-py3-none-any.whl size=11018 sha256=4154ac570b443a518826af42408f674c924839919bd025bea9a77754980a3e78
Stored in directory: c:\users\xxxxxxxx\appdata\local\pip\cache\wheels\9c\79\90\c9e831caaffa2633ad99f1d35c6ea39866b92de62e909e89ef
Successfully built pyperclip
Installing collected packages: pyperclip, TkEasyGUI
Successfully installed TkEasyGUI-1.0.20 pyperclip-1.9.0
$
ポップアップを表示する
簡単なポップアップを表示するだけなら、import文を含めてたった2行で実行できます。
試しにPythonの対話モードで以下を実行してみます。
$ python
>>> import TkEasyGUI as eg
>>> eg.print("Test Message Popup")
実行すると以下のようなウィンドウが表示されると思います。
「OK」をクリックすると、ポップアップウィンドウが閉じます。
サンプルを動かしてみる
TkEasyGUIのサイトには実行サンプルが用意されています。
この実行サンプルを動かしてみます。
まずはTkEasyGUIのGitHubページにアクセスします。
緑色の「<> Code」ボタンがありますので、こちらを選択します。
選択するとメニュー一覧が表示されますので「Download ZIP」を選択します。
Publicなリポジトリとして公開してくれていますので、
GitHubのアカウントがなくても(Sign inしなくても)ダウンロードできます。
tkeasygui-python-main.zip ファイルがダウンロードされると思いますので、
好きな場所に展開します。
本記事では、Windows環境で試していますので、ダウンロードフォルダに展開したとします。
まずは展開したフォルダに移動します。
さらに展開したフォルダ配下にtestsフォルダが存在しますので、移動します。
PS C:\>
PS C:\> cd C:\Users\xxxxxxxx\Downloads\tkeasygui-python-main
PS C:\Users\xxxxxxxx\Downloads\tkeasygui-python-main> cd tests
PS C:\Users\xxxxxxxx\Downloads\tkeasygui-python-main\tests>
testsフォルダ配下に存在するfile_viewer.pyを実行します。
PS C:\Users\xxxxxxxx\Downloads\tkeasygui-python-main\tests> python file_viewer.py
実行するとGUIが起動します。
実行したいサンプルを選択して「実行」ボタンを選択すると、サンプルを見ることができます。
画面右側には選択したサンプルのソースコードも表示されますので、
具体的なGUIサンプルと対応するソースコードが見れますのでわかりやすいです。
calc.pyを実行してみると、電卓のサンプルが表示されます。
色々なサンプルがありますので、とりあえず試してみてもいいかもです。
実際のGUIを見ると、アイデアも浮かびやすくなるかもしれません。
まとめ
さわりだけですが、TkEasyGUIの簡単な使い方を紹介しました。
かなり簡単に実装することができますので、PythonでGUIを扱いたい場合はおススメします。
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