PythonからChatGPTを利用するためのAPIが公開されています。
ChatGPTはOpenAI社が開発した自然言語生成に特化した生成AIサービスで、
既に利用されている方も多いと思います。
このページでは、ChatGPTの設定から実際にPythonプログラムでChatGPTを利用するところまでを紹介します。
2024年11月現在の情報となります。
更新が非常多く、サービス内容なども随時更新されますので、
最新情報は本家サイトをご確認ください。
ChatGPT APIを使えるようにする
まずは以下の流れでChatGPT APIのダッシュボードにログインします。
ChatGPT APIにアクセスして「Start building」リンクをクリックします。
Overviewが表示されますので、画面右上の「Log in」を選択します。
アカウント選択画面が表示されますので、既にChatGPTのアカウントがある場合はそのアカウントでログインします。
アカウントがない場合は新規に登録してください。
改めてOverview画面が表示されます。
ChatGTP APIを利用するために、以下の2つの設定が必要になります。
- SECRET KEYの取得
- Billingの設定(クレジットカードの登録)
SECRET KEYの取得
以下の流れでSECRET KEYを取得します。
画面左のメニューから「API Keys」を選択し、「Create new secret key」を選択します。
Projectのプルダウンで「Default project」を選択し、「Create secret key」を選択します。
Secret keyが表示されますので、Copyしてメモ帳などに保存しておきます。
Doneを選択してウィンドを閉じます。
Billingの設定(クレジットカードの登録)
ChatGPT APIの利用はサブスクリプションの課金モデルとなっており、クレジットカードの登録が必須になっています。
なお、クレジットカードを登録しないでAPIを実行しようとすると、
「You exceeded your current quota, please check your plan and billing details.」と弾かれます。
画面左のメニューから「Billing」を選択し、「Add payment details」を選択します。
個人利用のため「Individual」を選択します。
クレジットカード情報を入力して、「Continue」を選択します。
最初にいくらチャージしておくかということで、$10としておきました。最大$100まで指定可能です。
次のチェックボタンは、金額が不足した場合の自動チャージを有効にするかの選択ボタンですが、
一旦テストということもあり、ここではオフに設定しています。
最後に「Continue」を選択します。
決済が実行され、$10がチャージされます。
先程のBillingの画面からも$10がチャージされたことを確認できます。
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ChatGPT APIをPythonから利用する
PythonからChatGPT APIを利用する流れを説明します。
openaiパッケージのインストール
pipコマンドでopenaiパッケージをインストールします。
特にエラーになることもなく、正常にインストールできると思います。
> pip install openai
Collecting openai
Downloading openai-1.54.3-py3-none-any.whl.metadata (24 kB)
Collecting anyio<5,>=3.5.0 (from openai)
Downloading anyio-4.6.2.post1-py3-none-any.whl.metadata (4.7 kB)
Collecting distro<2,>=1.7.0 (from openai)
Downloading distro-1.9.0-py3-none-any.whl.metadata (6.8 kB)
:
Installing collected packages: sniffio, pydantic-core, jiter, idna, h11, distro, colorama, certifi, annotated-types, tqdm, pydantic, httpcore, anyio, httpx, openai
Successfully installed annotated-types-0.7.0 anyio-4.6.2.post1 certifi-2024.8.30 colorama-0.4.6 distro-1.9.0 h11-0.14.0 httpcore-1.0.6 httpx-0.27.2 idna-3.10 jiter-0.7.0 openai-1.54.3 pydantic-2.9.2 pydantic-core-2.23.4 sniffio-1.3.1 tqdm-4.67.0
ChatGPT API実行
サンプルスクリプトをベースに以下のコードで簡単に利用することができます。
api_keyについては、取得したSECRET KEYに置き換えてください。
from openai import OpenAI
client = OpenAI(api_key="XXXXXXXXXXXX")
response = client.chat.completions.create(
messages=[{
"role": "user",
"content": "Say this is a test",
}],
model="gpt-4o-mini",
)
print(response.choices[0].message.content)
print(response)
実行結果は以下となります。
This is a test. How can I assist you further?
ChatCompletion(id='chatcmpl-ARaEkhFfOxuFxatlBt6WzvtEjz3eM', choices=[Choice(finish_reason='stop', index=0, logprobs=None, message=ChatCompletionMessage(content='This is a test. How can I assist you further?', refusal=None, role='assistant', audio=None, function_call=None, tool_calls=None))], created=1731137514, model='gpt-4o-mini-2024-07-18', object='chat.completion', service_tier=None, system_fingerprint='fp_0ba0d124f1', usage=CompletionUsage(completion_tokens=12, prompt_tokens=12, total_tokens=24, completion_tokens_details=CompletionTokensDetails(accepted_prediction_tokens=0, audio_tokens=0, reasoning_tokens=0, rejected_prediction_tokens=0), prompt_tokens_details=PromptTokensDetails(audio_tokens=0, cached_tokens=0)))
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まとめ
ChatGPTの設定から実際にPythonプログラムでChatGPTを利用するところまで説明しました。
多少のお金は掛かりますが、プログラムから実行することができるようになりますので、
実現できることの幅を大きく広げることができそうです。
マイクラとChatGPTを組み合わせてみた記事をまとめていますので見てみてください。
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